TRPGの里

TRPGの里へようこそ!セッションの感想や自作シナリオの公開なんかをやっていきたいと思っています。

「屋根裏部屋の怪物」クトゥルフ神話TRPGリプレイ(4/4)

※本記事は『クトゥルフ神話TRPG(ケイオシアム社)』掲載のシナリオ「屋根裏部屋の怪物」のリプレイ記事です。シナリオの真相に関わるネタバレが含まれています
※実際に行ったセッションをリプレイ記事にするにあたって一部会話の内容を省略・改変しています。
※今回が最終回です!



前回のあらすじ~

バートランド:ふう…ここが親父が昔買ったっていう農家か。ボロくてきったねぇな畜生。本当にこんなところの地下に宝が埋められているのか…?

 …うげ、中も予想通り汚ねえし、外の道路の方がましなくらいだな。 …は? なんでここだけ新しい毛布と缶詰の缶が落ちてんだ? もしかして、あいつら先に来てやがったのか…! …ん?なんだこのメモ…

 『NPCの乗る馬車の天蓋に貼りつくという奇想天外な方法でロスの辻まで乗り込んだ探索者たち!寂れた農村で、住民から怪しい目で見られながらも各所で聞き込みをする麗乃とアーティー。話によると、どうやらこの村ではヨソ者が頻繁に出入りしており、また数十年前からたびたび家畜の変死体、住民の失踪事件が発生するようだ。これらの事件の黒幕はヨソ者の狂人か、はたまた噂の化け物なのか。すべてを明らかにするため、二人はついにかつて農家だった古い家に突入する!

 ……んー?なんだかよくわからねぇけど、三ツ森たちが来てるわけじゃないのか?? だとしたら……ん?今の音は……裏庭の方に浮浪者が居やがるな。なるほど、そういうことか。ふん、社会の底辺が人様の家で好き勝手しやがって。誰がこの家の所有者か思い知らせてやるぜ―



古い農家の前

KP:では、農家につきましたね。農家は非常に古いものでして、木々の鬱蒼とした丘の上に建っているそうですね。建物は18世紀初頭のソルトボックス家屋で、高くとがった屋根がついており、2階建てで部屋は二部屋、それに窓のない裏ぐt――違う!これは…外から見るだけじゃわからないはずの情報ですw。

PL:まあ、屋根裏部屋があることは知ってる。(※シナリオタイトル)

KP:えーっと、家を見る限り、大分放置されていたのか壁や窓は汚くボロい、周りの草木はぼうぼうで、まさしく廃屋、って感じですね。

PL:とりあえず<聞き耳>を立てて、今も怪物が屋根裏部屋で暴れまわっているのか調べましょうかね。

三ツ森麗乃:<聞き耳>25%
      1D100 -> 57 : 失敗


麗乃:う~ん、そよ風の音が耳に心地いいわ。

アーティー:おいおい、まったく…。麗乃ちゃん、俺がなんとかしてやるぜ。俺の<聞き耳>をとくと見ろ!俺の耳の良さに驚け!

アーティー・ガムシュー:<聞き耳>25%
      1D100 -> 45 : 失敗


麗乃:(じと~~~)

アーティー:よし、入ろう入ろう!

KP:といって、アーティーが玄関のドアを開けようとしたその時。ドアが内側からバンッと開き、中からひどく慌てた様子で男が転げ出てきますね。

バートランド:うわーっ。

麗乃:あら、バートランド。随分早かったじゃない。

バートランド:うわーっ、ど、どけ!邪魔だお前ら、俺はとっとと…お前ら、あの時の変人どもじゃねぇか!なんでお前らっ…お前!(麗乃を見て)よくもこんなところに宝があるなんて嘘をつきやがって! こんな…!こんな化け物屋敷に来させるなんて、俺を殺す気だったんだ、そうだろう!? こんなところに居られるか、俺は逃げるぞ!!

PL:それ死亡フラグww

KP:はい、そんな感じでバートランドは走り去ろうとします。特に何もすることがなければ、彼はひたすら走って逃げることでしょう。

PL:いえ、捕らえて縛ってさるぐつわ噛ませます

KP:じゃあ、とりあえずDEX(敏捷性)対抗ロールで逃さないかどうか判定ですね。バートランドのDEXは12です。70%の確率で成功となります。

三ツ森麗乃:<DEX対抗(16対12)> 70%
      1D100 -> 21 : 成功


麗乃:(ガシッッ

バートランド:うわっ、離せ、離せ! 一体なんだ!?なんなんだよう!?

麗乃:さ る ぐ つ わ っと…。

KP:さるぐるわを付けるなら<組み付き>で……いや、STR(筋力)対抗ロールで押さえつければ良いですかね。バートランドのSTRは12です。

三ツ森麗乃:<STR対抗(15対12)> 65%
      1D100 -> 85 : 失敗


アーティー:よし、俺も振ろう。

アーティー・ガムシュー:<STR対抗(15対12)> 65%
      1D100 -> 11 : 成功


アーティー:(ガシッッ)おい、お前。動くんじゃねぇ

KP:と押さえつけてから縛って、そこにさるぐつわをちょちょいのちょい、と。

麗乃:ロスの辻まで行って村人を呼んでこられても困るわ。ここは少しおとなしくしてもらいましょう。

バートランド:んーっ! んんんんーーーーっ!

麗乃:ここでおとなしくしていなさい。まあ、縛るついでに耳栓付けたから聞こえないでしょうけど

KP:(かわいそう)…これでバートランドは両手足縛られてさるぐつわ噛まされてるんでしょうけど、彼は芋虫のように這いずってでもこの家から離れようとしてますね。

麗乃:………まあ、これくらいのスピードなら、動いてても大丈夫でしょう。ロスの辻までは2kmもあるし。

麗乃:じゃ、作戦通り、儀式いくわよ。 準備はいい、アーティ?

アーティー:お、おう。中に入んねぇことには始まんねぇからな。

麗乃:突撃じゃあ~!



古い農家の中

KP:家の中に入ると…まず1階、2階(屋根裏部屋)と…地階がありますね。いま入ってきたのは1階の部屋で…(あっ) えっと、その前に。玄関のドアを開けて入る際、ドアフレームの少し上に、五芒星の中に燃える瞳のマークがあるのが目に入りますね。

麗乃:ルパートさんたちの落書きは健在だったわね。

KP:いや、落書き、というよりはナイフか何かで彫り込んだ感じらしいですけどね。

麗乃:このマーク。これがきっと…… あっ、そういえばこの金の棺。これこのまま持って入ったらあぶないかもしれないわ、これは外にいるバートランドに持たせておきましょう。

KP:はい、マークはこんな感じです。

麗乃:んー、このマークには何か不思議な力がある、的なことが日記に書いてあったけど…ドアごと持っていくわけにも行かないわね。

アーティー:麗乃ちゃん、たしかあれじゃなかったか?このマークがあちこちのドアや窓に描いてあるから、あの怪物が家に入ってこれない的な感じじゃなかったか?

麗乃:ええ、わかってるわよ。だからこそ、このマークを動かして怪物を囲って、力の及ぶ範囲をどんどん狭めて行って、怪物の身動きを取れなくさせるのが一番良いかな、と思ったのよ。

アーティー:い、いや、たしか怪物は屋根裏部屋にいるんだろ?…で、外から見る感じ屋根裏部屋にも窓があるっぽいんだが、日記によればそこにこの印はないんだろ? だから、麗乃ちゃんの言ったのをやろうとするなら、俺たちが屋根裏部屋の窓まで登って、怪物の目の前で印を彫り込まなきゃいけないんじゃねぇのかな? そ、そりゃあちょっと無理だろ。

麗乃:………確かに!

アーティー:とりあえず、その印はあまりいじらない方がいいんじゃねぇかな?ほら、日記にさ、魔法陣の一部を消したらなんか悪い結果になっちゃった、っていう記述があっただろ?ここらへんにあるものを下手にいじくって印の効果無くなっちゃったら、俺たちすっげぇ困んない?

麗乃:…アーティーハードモードをお望み、っていうのなら止めはしないわ。

アーティー:えっ……な、なにを言っているかちょっとよくわからないな?…ほら、じゃあ、探索するぞ!?

麗乃:わーい。じゃあ真っ先に地下へ…。

KP:まてまて、その前に描写があります。今、玄関から入ってきたから…

KP:部屋はすごい汚れていて、長い間、人の手が入っていないことは明らかです。そこら中に埃が積もっていて、床には落ち葉やゴミが沢山あって、木の床はところどころひどくたわんで大きなシミになっている。ソファーや机、椅子といった家具のほとんどは足が折れて腐りかけており、家の中にかすかな漂う悪臭はそれが原因かもしれない。

PL:浮浪者の生活痕的なものは?

KP:痕跡…痕跡は…、次の部屋ですかね。とりあえず、今いる部屋は以上で、昔はダイニングだったっぽいですね。

KP:次の部屋には、大きな暖炉と、その近くにテーブル、椅子があり、壁には書棚が取り付けられています。天井の隅の方には屋根裏部屋への跳ね上げ戸、反対側の隅には地階への急な階段(ドア付きで閉まってる)があります。部屋に入ってすぐわかるんですが、最近誰かが居た痕跡がありますね。埃が踏み荒らされて、真新しい足跡が付いています。

KP:暖炉の中には消してからそんなに日の経っていないような燃えさしが残っています。暖炉の傍の古い安楽椅子には比較的新しい、厚めの毛布が掛けられており、その足元にはまだ汁気が残っているキャンベルのポークビーンズ缶が捨てられている。テーブルや暖炉の石の上には、マッチ、缶切り、小型ナイフ、スプーン、蝋燭といったものが置かれていますね。……しわくちゃになった広告の紙に印刷された若い女性の写真とかもありますね。

麗乃:あいつ、随分くつろいでるじゃない。

アーティー:いや、麗乃ちゃん、これ…多分バートランドのものじゃないんじゃねえかな。

麗乃:…まあ、普通に考えればそうよね。あいつが踏み込んできて、中にいた誰かと出会ったと。それにしてはあの怯えようはおかしいわね。

アーティー:そうだなー。

PL:んー、そこらへんの足跡はどんな感じですか?上の階に向かってるとか。

KP:えーっと…あ、この部屋には裏口(勝手口)があるんですけど、どうやらそこから入ってきて、この部屋をうろちょろしてる感じですかね。暖炉の周りとかはいっぱい跡があるね。それから……う~ん…裏口の話をしたのであれば、降り積もったゴミや落ち葉でわかりづらいんですが、何やら赤黒い痕が、裏口から地下まで続いてるんじゃないでしょうか?

PL:あ~下はSAN値が減りそう。

KP:なんというか…血の出ているなんかを引きずってった感じの痕っぽいですね。

PL:アーティー先行させて行くかぁ。

アーティー:お、俺が地下への扉を開けるのか? ま、まあいいぜ。こんなところ、女子供に見せるわけには行かねぇからな。 さぁ……あ、待て、麗乃ちゃん。まだKPが描写があるってよ!

PL:メタいww

KP:この家には古くなって打ち捨てられた家具のほかに、物はほとんどない。生活必需品も後から持ち込まれたものが少しあるだけなんですが、一つ、この部屋の書棚の上の方に、古い葉巻入れの箱と、黄色く変色した紙の束が置いてありますね。

PL:お、じゃあそっち調べよう。葉巻入れから。

KP:箱に貼られている紙は剥げかかっており、黄色く変色している。箱を開けると、中に金属製の缶と木製のマッチ箱のような小箱が入っています。金属製の缶の方は茶色く粗い粉末、木製の小箱の方には、銀色のベビーパウダーのような物質が入っている。まあ銀色の方は…あなたたち既に作っちゃったんでわかりますけど、《イブン=グハジ》の粉ですね。

PL:茶色い粉はなんなんだろう?

KP:茶色い方は<化学>とかでわかるかな。<知識>の半分の値で振っても良いですよ。

三ツ森麗乃:<化学> 1%
      1D100 -> 30 : 失敗


アーティー:まあ、俺もその茶色いのがなんなのかわかんねぇけどよ、でも銀色の粉よりかはマトモな物質っぽくねえか?なんかこう、金属っぽい感じ?なんかの錆みたいな…?

KP:じゃ、黄色くなった紙の束の方行きましょうか。 …これは1882年の3月の日付が記された手書きの書類であり、どのページも装飾的な大きな文字で書かれている。今まで見たことのある筆跡ではないですね。

KP:まず、あるラテン語の文章を英語で発音できるように示したものが6枚。全く同じものが6枚です。次の3枚は、この文章が『妖蛆の秘密』という本から書き写した物であることと、その本は1542年にルドウィグ・プリンという人物が著したものであることが書かれている。そのほかにも、その本の歴史やらなんやらについて書かれたメモが添えられており、最後に、この詠唱によって古い琥珀の中に閉じ込められた霊を解き放つことができると書いてありますね。

KP:10枚目の紙には、詠唱を行う際に描かなければならない五芒星の紋様について描かれており、詠唱の際に炎の中で燃やさなければならない化学薬品の組み合わせが記されている。

KP:最後の3枚には、儀式の具体的な方法が書いてあります。霊を退散させる方法についても記述があり、呪文を逆にして詠唱する必要がありますが、それ以外の点については召喚も退散も同じ様に行えば良い――つまり、この資料に従えば良いですね。儀式は真夜中から始めて2時間掛かるようですね。

KP:それから注意書きとして、詠唱は一人で行うことも可能だけど複数人で行う方がおすすめだと書かれているね。一人の場合だと少し詠唱を止めたらそこで儀式失敗ですけど、複数人の場合は、一人がちょっと詠唱を止めても他の人が唱えていれば効果が損なわれないらしいですね。

KP:もう一つおすすめポイントとして、他の召喚の呪文と同様に、見張り役を立てることが推奨されていますね。儀式の最中に悪意ある霊がおびき寄せられて儀式が失敗することがないように、ということらしいですね。


麗乃:見張り…二人だと、ギリギリね。どうする、アーテイー?あいつ(バートランド)引っ張ってきても良いけど。

アーティー:いや、そこらへんの判断は麗乃ちゃんに任せるけど、あいつ……役に立つのかなあ。

麗乃:まあ、呪文読み上げるくらいはできるでしょ。





バートランド:(ハァ…ハァ…くそっ、あいつらひでぇことしやがって。俺を殺そうとした上に縛って放置だと??まるで悪魔だ。…でも、ようやく這いずってここまで来たぞ。この調子で進めば―)

麗乃:(ガシッッ)残念だったわね。ちょっとアンタに協力してもらう必要が出てきたわ。

バートランド:ンンンーッ!?

麗乃:じゃ、家に戻りましょ。

バートランド:ンーッ!ンーッ!!





KP:さて、どうしますか。まだまだ探索してない場所もありますけど。探索してないのは、屋根裏部屋、地下、あとは裏口を開けた先とかですかね。

麗乃:裏口の外を先に見ておきましょうか。(ガチャ)

アーティー:背後の確認か。なるほど、いい判断だぜ、麗乃ちゃん。

KP:裏口のドアを開ければ、まあ普通に裏庭ですね。草が伸び放題で、10m程先からは深い森になっています。 で、いま開けたドアの枠や外側のノブに赤黒い痕がベタベタとついていますね。血まみれの手でドアを開けたような感じ。そのほかにはパッと見る限り何もないですね。ここのドア枠辺りにも例の五芒星のマークが刻まれています。

KP:この光景を見たあなたは………あ!………………。

PL:…?

KP:…忘れてたんですけど、ルパートの日記を読んだときにSANチェックが発生するらしいんです。申し訳ないんですけど、今ダイス振って、その分減っていたということにしていただけませんか。

PL:えええ~~~??

KP:あ、SANチェックじゃなくてSAN減少ですね。SANは1D2減少、<クトゥルフ神話>+1%です。

三ツ森麗乃 現在正気度:60 → 59 (1減少)
      <クトゥルフ神話>0% → 1%


KP:……で、いま裏口で、なんだか事件性のありそうなものを発見してしまったので、そのSANチェックもお願いします。減少値は(0/1d3)ですね。

三ツ森麗乃:<正気度チェック>59%
      1D100 -> 11 : 成功


KP:はい、それではプレイに戻りましょう。これからどうしますか?

PL:両方のドアを開けっ放しにしてから、地下にでも行くかぁ。

KP:ガチャっと。…
  ―レッド・ジェイクは普段は気立ての良い男なのだが、ゆうべはこんなところに泊まるという間違いを犯してしまった。屋根裏部屋の異様な化け物に追いかけられ、逃げ出すハメになったのである。しかしパニック状態で逃げ出した彼は、お粗末といえども自身の全財産を家の中に置き忘れてしまった。ひとまず怪物から逃げ切り冷静になった彼は、一晩経てば大丈夫だろうと楽観的な推測を立て、再びこの狂った農家に舞い戻る。しかし!怪物はまさにその時を待っていた!ジェイクが裏口のドアを開けた瞬間、彼の背後から怪物が襲い掛かったのだ!怪物の尋常ならざる不可視の攻撃を受けた彼は、幸か不幸か、死が訪れるまでにわずかな猶予があった。瀕死の身体で這いずりながら、怪物に再び遭遇することのないよう、何とかこの地下室に逃げ込んだのである。しかし、さしもの浮浪者といえども、自身の心臓を奪われてはその命をつなぐことは出来なかった。レッド・ジェイク 享年36歳―

KP:というわけで、哀れな浮浪者の死体があります。SANチェックしてください。減少値は(1/1D4)くらいかな。

PL:おわあ~。

三ツ森麗乃:<正気度チェック>59%
      1D100 -> 61 : 失敗
三ツ森麗乃 現在正気度:59 → 57 (2減少)


PL:動じないぜ!

KP:地下室そのものは、かつて食料の備蓄とか、農具を保管したりとかいった倉庫的な使われ方をされる場所っぽいですね。

麗乃:(ランタンを掲げ) う~ん、この部屋には食料しかなさそうね…。

KP:あ、食糧庫として使われてたのは昔の話ですよ?今は、あるとしても腐ったものの山積みでしょう。

麗乃:…う~ん、この部屋には食料しかなさそうね(リピート)。…あ!これは…樽の中で捨てられた大量の林檎が、腐ってりんご酒になってるわ!!

KP:wwっくwwっw  ……はい、地下室にそれ以外の物はありませんね。目の前に哀れな男の死体が転がっているだけです。

PL:じゃあ、男にりんご酒を供えてあげよう。口の中辺りにたらーっ、と垂らしてあげよう。

KP:(死体で遊ぶな!) …じゃあ、目の前の男の壮絶な末路が体現された恐怖の表情を目の当たりにするので、SANチェックしてください。

三ツ森麗乃:<正気度チェック>57%
      1D100 -> 33 : 成功

KP:じゃあ、SAN1減らしてください。

三ツ森麗乃 現在正気度:57 → 56


PL:…じゃあ、もう一度この男に向かって手を合わせて、

麗乃:…このりんご酒、なんだかすごい臭いわね。(バートランドの服で拭う)

バートランド:ンンーっ!(ふざけんな馬鹿ーっ!!)

KP:男の死体を見るなら、全身血まみれだが、胸のあたりにぽっかりと穴が開いているのがわかる。間違いなくこれが死因だろう。

PL:その上でこの急な階段を転げ落ちたのか。

KP:そうですね。

PL:………二階(屋根裏部屋)にいくぞーっ!





KP:さて、二階ですが…入れません。ハシゴを登って跳ね上げ戸を押しても動きません。どうやら、戸の上に何か重いものがあるのかなぁ~って感じ。

PL:誰かが全力で抵抗しているのかも。

KP:このドアを開けるのであれば、STR12との対抗ロールに勝つ必要がありますね。麗乃なら、65%の確率ですね。

三ツ森麗乃:<STR対抗(15対12)> 65%
      1D100 -> 52 : 成功


KP:では、麗乃は跳ね上げ戸を無理やり開くことができました。跳ね上げ戸から屋根裏部屋に頭を出すと、その向こうは真っ暗で何も見えず、長年積み重ねられた埃が煙のように舞うだけだ。屋根裏部屋はシンと静まり返っていたが………直後、麗乃はその空間の主の存在に気づいてしまうな。

KP:姿は見えなくとも、巨大な何者かの荒々しい息遣いと、ミシミシと床板を踏み鳴らす音が聞こえてくる。激しく屋根裏部屋を動き回るその音は、どこか自分自身の方に近づいてきているような気もする。 さて、<聞き耳>で判定してもらおう!

三ツ森麗乃:<聞き耳> 25%
      1D100 -> 100 : 致 命 的 失 敗


PL:うわあああああ!

KP致命的失敗!! じゃあですね、ここでは見過ごしてはならないとても危険な兆候があったのですが、そのタイミングで下から来た 「おーい麗乃ちゃん!何かあったのか!?」 というアーティーの声により何も聞こえなかった!!

PL:これはやばいwこれはないってw

KP:本来であればあなたには回避行動を取ってもらうつもりだった。しかし!出来なかった! 茫然と立ち尽くすあなたに不可視の攻撃が襲い掛かる!!

PL:哀れ心臓を突き抜かれた麗乃……。

KP:あ、いえ。心臓まではいいです。跳ね上げ戸から首を出していたことになりますから、麗乃の頭部か頸部にとてつもない質量と勢いを持った何かがバァン、と叩きつけられて、ダメージを負います。ダメージ量は1D8+1D6ですね。

不可視の怪物の攻撃のダメージ:
    1D8 + 1D6 -> 3 + 3 -> 6
三ツ森麗乃:HP 13 -> 7


PL:体力半分になった!

KP:ぎりぎりショック判定はなしか。…いや、まだ続きがありますね。

KP:跳ね上げ戸から屋根裏部屋を見ていた麗乃ですが、何者からか不可視の攻撃を受ける。側頭部を激しく強い力で叩きつけられた麗乃はハシゴから転げ落ちて階下に落ちる。落ちた衝撃でさらに1D3ダメージを食らいます!

落下ダメージ:
    1D3 -> 3
三ツ森麗乃:HP 7 -> 4


KP:さらに3ダメージ!そして…この一連の判定は、非常に短い時間に起きたことなので、ショック(気絶)判定を行っていただきます!

三ツ森麗乃:<ショック判定(CON×5)> 60%
      1D100 -> 24 : 成功


KP:成功か。では、麗乃は気絶することはなかったものの、衝撃によりひどい脳震盪とムチ打ちの症状に襲われるな。痛い、とても痛い。

アーティーおい麗乃ちゃん、大丈夫か!?一体何事だ!!?

麗乃:…かく、かく……しか……じか………。

アーティー:なんだと!上には一体なにがあるってんだ!?

KP:といった所でこの場の全員が気づきますが、上の階でドシドシ、ミシミシと、何か大きな生き物が歩き回っているかのような音が聞こえてきますね。グルグル、というのか、キーキーというのか、そういった奇妙な鳴き声のようなものも聞こえる。

麗乃:アーティー……見ちゃ…だめ……

KP:そして、跳ね上げ戸は上の方からバタンと閉められる。さて、この出来事に遭遇した者にはSANチェックを行っていただきます。減少値は(1/1D3)です。

三ツ森麗乃:<正気度チェック>56%
      1D100 -> 63 : 失敗
三ツ森麗乃 現在正気度:56 → 53 (3 減少)

KP:あれ、この攻撃を見ていた者には別途SANチェックがあるらしいですね。麗乃は攻撃見てるし食らってるし追加でSANチェックで、減少値は(1/1D2)です。

三ツ森麗乃:<正気度チェック>53%
      1D100 -> 70 : 失敗

三ツ森麗乃 現在正気度:53 → 52 (1 減少)


アーティー:な、なんてこった…。あれが話に聞く怪物か…!

麗乃:ええ…そうよ……!

麗乃:(バートランドのさるぐつわを解く)…いい?アンタ、こうなったらもう逃げても殺されるわよ?わかったら、これから私たちのやることに協力しなさい。

バートランド:ひ、ヒィィ……!だ、だから俺はこんな屋敷には来たくなかったんだ………。

麗乃:この紙に書いてある呪文を逆向きに唱えるの。いい?

バートランド:はぁ!?なにいってやがんだお前!お前らみんなアタマおかしいんだよ、ちくしょう!俺をこんなところに連れてきやがって!

麗乃アンタの親父さんの尻拭いよ! アンタが何とかしなさい!



KPバートランドに言うこと聞かせるには、<説得>、<言いくるめ>、<精神分析>とか振ってください。

PL:<こぶし>??

KP:え?うーん、いいけど…バートランドワンチャン死ぬのでは。(麗乃はダメージボーナス持ち)

PL:手加減したってことでダメボなしで振らせてください。

三ツ森麗乃:<こぶし> 85%
      1D100 -> 46 : 成功

麗乃のビンタのダメージ:
      1D3 -> 2


麗乃:(バチィン!)

バートランド:うわぁっ!なんで殴るんだ!わかった!わかったから! お前らに協力するから、だからもう殴るな!  でも、いつあの化け物がここに降りてくるかもわかんねぇだろ!?さっきだってそうだ!あの見えないバケモンは裏庭にいた浮浪者を一瞬で殺しやがった!! 俺たちだって殺されちまうよぉ~~!

麗乃:大丈夫よ…私に任せなさい。



KP:じゃあ、そんなこんなで儀式を始め……あ、待って。待ってw ……「頭部に怪物の攻撃を負った者は、頭と顔にひどい傷を負うことになる。痕が残るので、APP(顔面偏差値)が1D6ポイント減少する

PL:えwちょwひどくない??

KP:1D6を振るのだ!

麗乃のAPP減少値: 1D6 -> 4
麗乃のAPP: 11 -> 7

PL:4ポイントも減っちゃったよ!

KP:結構減りましたね。

PL:これは形成手術をしてもらうしかない…。

KP:もうこの時代には形成手術が行われていたらしいですね。

PL:じゃあ、元より盛ってもらって…。

KP:その場合…信頼出来て腕の良い医者を探す必要がありますね。

PL:…でもAPP7ってそこまで悪くもない…?

KP:もともと11なので、平均よりちょっと良かったぐらいでしょうね。それが7になったので…ブサイク? いや、んー、別にブサイクじゃないけど、傷のせいで顔を見た人がぎょっとして引く感じですかね。

PL:これは直してあげたいなぁ……。他の姉妹がいるから余計目立つだろうし…。

KP:冒険を続けていれば、どんな傷でもたちまち直してしまう軟膏 とかあるらしいですよ。見つけられるかもしれませんね。

PL:まじで?

KP:……たまに魚の鱗生えてくるらしいですけど。

PL:えっ

KP:まあそれはおいといて。続けましょう。儀式を始めるんでしたっけ?





KP:儀式の方法をおさらいすると…場所はこの家のいずれかの部屋、床に紋様を描いて、そこに黒い蝋燭を立てて順番に火を灯して、紋様を囲うように人を配置して詠唱を行う、って感じですね。あ、あと炎に何らかの化学薬品の化合物を投げ入れる必要がありますね。…で、儀式を始めるってことでよろしいですか?

PL:始めるっきゃないね。バートランドの説得も終わったし。

バートランド:ひぃぃ、俺はこんな狂った儀式なんて…

KP:とか言いながらも手伝ってくれますね。さて、儀式についてなんか要望はある?要望というか意見?

PL:あります。詠唱する語句はかごめかごめにしましょう。

KP:い~いですけど? 2時間ずっとかごめかごめですか?

PL:…おや?このラテン語の語句、なんだか日本語の発音に似てるぞ??カー、ゴー、メー、カー、ゴー、メー……

KPcar go may car go may ...

PL:かごめかごめってヘブライ語かなんかでも意味が通じるんだっけ?

KP:へー。そうなんですか。

KP:一応言っておくと、この文章はラテン語の文句を英語で表したものなので、内容の意味はわからないけど読むことはできる、ということですね。 ―そして、儀式が始まると。




詠唱を開始

KP:儀式が始まるとすぐに、屋根裏部屋にいる怪物がドシドシと激しく歩き回る。まるで君たちの意図を完全に理解しているかのようだ。しかし、怪物はこの部屋に入ってくることはない。代わりに、怪物は天井裏をガリガリと引っかいたり、儀式を止めさせるようにドンドンと床を叩いたりする。

KP:えっと、儀式は全部で2時間必要ですね? そのうちの30分ごとに何らかの処理をしようと思います。それぞれの30分でイベントなりなんなり起こるので、それらを全部切り抜ければ儀式完了、といった感じでいきます。

PL:OK。 …かーーーごーめーかーごーめー。

アーティー:カー、ゴノナーグァ、ノ、トゥーリー、ワー。

バートランド:イッツ、イッツ、デージャーブゥ。

麗乃:よーあーけーのーばーんーにー。

KP:あなたたちが儀式を進めて……5分くらい経ったとき、今まで屋根裏部屋で激しく動き回っていた怪物が、ふっと静まり返る。そして、すこしノシノシと移動する音が聞こえたかとおもうと、窓の外から、ドシッと何かが着地したような音が聞こえる。少し風の唸るような音が聞こえた後、怪物の気配は全くしなくなるな。どこかへ行ってしまったかのようだ。そうして、最初の30分は何事もなく詠唱を続けられる。

PL:これ別に追いかけなくて大丈夫?村人とかが…

KP:別にいいんじゃないですかね。




詠唱開始から30分

KP:儀式が進み、30分ごろ経ったとき、何の前触れもなく屋根裏部屋にドシンッと怪物が戻ってくるな。そしてまた、儀式を行うあなたたちへのいらだちを表現するかのように、ドシドシと暴れまわっているようだ。

PL:なにやってたんだろうこいつ。

KP:そして、低く恐ろしい吼え声を上げ始める。グルルル、といった巨大な息遣いの合間に、判別不可能な言語のような音で呪詛をつぶやき始める。その呪詛に呼応するかのように、この古い家が土台ごと揺さぶられ、家全体ががたがたと震える。柱や梁は激しくきしみ、今にも建物が捩れてばらばらに砕けてしまいそうに感じるだろう。 この恐ろしい体験をしたものは正気度チェックだ!成功で1、失敗で1D3減ります。

三ツ森麗乃:<正気度チェック>51%
      1D100 -> 83 : 失敗
現在正気度:51 → 49 (2 減少)


KP:そんな感じで、次の30分の描写に進みましょう。




詠唱開始から1時間

KP:しばらく屋根裏部屋で怪物が呪いの文句を唱えていたが、それがピタリと止む。すると、ガチャリ、ギギギ…と、君たちが先ほど入った地階への扉が開く音がする。

KP:君たちが音のする方を見ると、そこに立っていたのは、地下室で無残に死んでいたはずの浮浪者であった。浮浪者の死体がひとりでに動き、いままさに、君たちが儀式を行っている部屋に入ろうとしてくる。死体は生気のない目で君たちのことを見ながら、敷居を跨ぎ、片手に持った棒で君たちに襲い掛かってくる(※SANチェック忘れ)

PL:家具でも動かして塞ぐか。

KP:ん? …誰も死体を止めないのであれば、死体はあなたたち3人の中からランダムに1人選んで、攻撃しにくるのでは無いでしょうか。

PL:ほら、あの腐りかけの家具?質量はあるだろうから…。

KP:あのー……<目星>!振ってください。この死体を瞬時に分析してください。

三ツ森麗乃:<目星>40%
      1D100 -> 39 : 成功


KP:目の前の死体はたしかに心臓がえぐり取られ、胸と口から血を流して死んでいるのですが、その動きは緩慢なものではなく、ぎこちなさのようなものはありますが、一片の迷いもなくあなたたちの方に向かっていますね。

PL:キビキビしたゾンビとか余計に怖いんだけど。

KP:うーん、しかし…死体そのものが自分の意思で動いているというよりは、どこかマリオネットのように、何者かに操られている、といった印象を受けます。

PL:あれ、これのかけ時?

KP:ん~?…まぁ、かけたいならかけても良いですよ。 とにかく、詠唱は誰か1人がしてれば良いので、最大2人まで止めに入ることができます。さあ、どうします? 先ほど言っていた家具のバリケード?のようなものは、普通の人間が通れないレベルでしっかり作らないと、この死体を止めることはできないでしょう。そして、そんなものを作っている時間的余裕はない。

PL:アーティーの戦闘技能は…う~ん、って感じ。対して、三ツ森は<こぶし>あるけど、HPが……

KP:あ、ちなみにバートランドは青ざめた顔で目を大きく見開いて動く死体を見てます。なんだか今にも逃げ出したい、といった感じですね。

PL:よし、アーティーに止めてもらって、三ツ森は詠唱を続けましょう。 ……KP、HPの回復手段ってないでしゅかね。

KP:ないでしゅね。 一晩寝るとかしてもらえば…あ、<応急手当>とかすれば少し回復できますよ。 ただし、詠唱をいったん中断して手当を行う感じですね。<応急手当>しますか?

PL:あ、技能ポイント振ってある! じゃあ、バートランドには「お前逃げたら承知しないぞ」っていう感じの睨みを効かせておいて、<応急手当>します。

KP:ゾンビに目が釘付けだから見てないんじゃないかな。

PL:じゃあ死体とバートランドの間に入ってからにらみを効かせます。

KP:ここから戦闘ラウンドです。


《1ラウンド目》

KP:とりあえず先に<応急手当>振っちゃっていいですよ。

三ツ森麗乃:<応急手当>85%
      1D100 -> 52 : 成功
三ツ森麗乃:HP 4 -> 6(2回復)


KP:その間、アーティーが死体を止めに行く。

アーティー:よし、俺がやる。2人とも、俺に任せな!来いよゾンビ、棍棒なんて捨ててかかって来いよ!

KP:さて、アーティーにどうして欲しいですか?<拳銃>かな、やっぱ?

PL:拳銃だと止められないでしょ?<こぶし>とかで、こう…ガッと。運動量を与えてほしい。

KP:じゃあ、振りましょう。

アーティー・ガムシュー:<こぶし>50%
      1D100 -> 30 : 成功
動く死体:<回避>10%
      1D100 -> 46: 失敗
ダメージ:1D3+1D4 -> 3+3 -> 6


アーティー:おらーっ、ばけもの、死ね!(ドッガァ

動く死体:(まだ動いている)

KP:ゾンビの反撃ですね。対象はアーティー

動く死体:<大きい棍棒>65%
      1D100 -> 27: 成功

アーティー・ガムシュー:<回避>24%
      1D100 -> 74 : 失敗

棍棒のダメージ:1D6+1D4 -> 1+1 -> 2


《2ラウンド目》

KP:では2ターン目。ここからはDEX(敏捷)順での行動です。麗乃、アーティー、ゾンビの順ですね。

麗乃:<こぶし>、いっきまーす!

三ツ森麗乃:<こぶし>85%
      1D100 -> 19: 成功

動く死体:<回避>10%
      1D100 -> 79 : 失敗

ダメージ:1D3+1D4 -> 3+2 -> 5


KP:お、じゃあ麗乃のパンチはクリーンヒットして死体を粉々に打ち砕いたんじゃないでしょうか。浮浪者の死体は哀れ爆発四散

PLえっ

KP:とりあえず戦闘ラウンド終了です。



KP:ああ、なんということだ。哀れにも怪物に殺された男の死体は、死してなおその身体を弄ばれ、無残な二度目の死を迎えたのだ。そして、その死を与えたのは他ならぬあなたの拳である。SANチェックをどうぞ。

三ツ森麗乃:<正気度チェック>49%
      1D100 -> 45 : 成功
三ツ森麗乃 現在正気度:49 → 48 (1 減少)


麗乃:(スゥン)

KP:血も涙も同情も無いようですが、一応1減らしておいてください。さて、戦闘が終わり、アーティーが話しかけてきます。

アーティー:危なかったな、麗乃ちゃん。しかしあんな……まあいい、なんとか切り抜けられてよかった。すぐに詠唱に戻ろう。

麗乃:ええ。

KP:しかし、再び詠唱を始めようとしたところで、バーン、と窓の外から何かがぶつかってきます。そっちをみると、いかにも死んでますって感じの老婦人の死体が、ヴァーっ、と叫び声をあげてあなたたちに襲い掛かろうとしてます。

PL:ま た で す か

KP:老婦人の死体は、窓をバンバンと叩きながら中に入ろうとして、入れなくて。裏口のドアの方に回って中に入ろうとしても、なぜだか入れなくて。それならと玄関の方に向って入ろうとして、こっちもやっぱり入れなくて。結局また窓のところに戻り、ヴァーっと言ってまた窓をバンバン叩き始める。

PL:wwww

PL:たしかバートランドを縛ったヒモがあるよね?それであの死体を縛りたいなぁー。

KP:縛るなら外に出なきゃいけないと思うんですけど、外に出るんですか?

PL:あ、そうすると怪物に襲われるのか。もしも中に入ってきたら縛ろう。

KP言わなきゃよかったかな。ま、とりあえず老婦人の死体は家の中には入ってこれないようです。……あ、裏口のドア開けっ放しでしたよね?手に持っている棍棒を投げてきます。対象は麗乃。

動く老婦人:<投擲>65%
      1D100 -> 15 : 成功
三ツ森麗乃:<回避>85%
      1D100 -> 66: 成功


KP:じゃあ棍棒が麗乃に当たることはなかった。

PL:よし、棍棒を手に入れた。

KP:ドア閉めないんですか?閉めないなら時々オノとかクワとか飛んできますけど。

PL武器は多い方が良い

KP:はい、また農具が飛んできますね。全員回避振ってください。 あー、アーティー失敗!アーティーに3ダメージですね。

PL:アーティーに応急手当しとこうかな。…もう自分にも手当できる?

KP:ひとつの傷に対しては1回しか手当てできません。しかしまあ、麗乃は殴られた+転げ落ちたから…もう一回手当てしても良いですよ。

PL:やったぁ!…1回復です。

KP:さて、そうこうしているうちにもう30分経過します。



詠唱開始から1時間30分

KP:哀れな死体どもを動かしてもあなたたちを止められなかったと知った怪物は、再びドンドンと暴れまわり、この家を激しく振動させる。そして、まあなんか起きるんですが、<目星>振ってください。

三ツ森麗乃:<目星>40%
      1D100 -> 39: 成功


KP:成功したなら、天井からなにやら無色透明な、けれどひどい臭いを放つ液体が垂れてくるな。これは……アーティーにかかっちゃいそうだなー。

麗乃:アーティー、右に避けてぇぇ

アーティー:な、なんだって!?

アーティー・ガムシュー:<回避>24%
      1D100 -> 38: 失敗


KP:アーティーの左肩に掛かった液体は、どうやら強烈な酸のようなものだったのか、ジュウウウっと音を立ててアーティーの服と肉を溶かしていく。

アーティー:ぐあああああっ!!

KP:アーティーへのダメージは…やさしいですね、1D4で決めるそうです。………最大値。全く優しくないですね。(アーティのHP:11->7)

アーティー:麗乃!お前のところにも来てるぞ!!

麗乃:うぇぇぇ。

三ツ森麗乃:<回避>85%
      1D100 -> 26: 成功


KP:麗乃は難なく液体を避ける。床の物が溶けただけですね。

PL:あ、アーティーに<応急手当>しておきます。

KP:酸で溶けた傷口は適切な道具なしに手当てできないと思います。

PL:さっきクワを投擲されて3ダメージ食らったでしょ。その分を。

三ツ森麗乃:<応急手当>85%
      1D100 -> 55: 成功
回復量:1D3 -> 3
アーティー:HP 7 -> 10


KP:はい、最後の30分のシーンに行きましょう。




最後の30分

KP:建物の揺れ、軋みはますます激しくなり、天井や外壁の向こうから巨大な質量がバンバンと叩きつけられる。怪物があなたたちを止めようとなりふり構わず暴れまわっているのだ。この猛攻を受けて、あなたたちを護っている小さな家が倒壊してしまうのではないか。あなたたちの心に不安と焦燥感が広がる。SANチェックどうぞ。

三ツ森麗乃:<正気度チェック>48%
      1D100 -> 27 : 成功
現在正気度:48 → 47 (1 減少)


PL:動じない三ツ森。

KP:そんなこんなで時は進み、2時間経過。ついに詠唱の文句は最後の節に入る。




詠唱完了の5分前

KP:残す文章も数十行で、時間にしてあと5分ほどで詠唱が完了する。そのとき、天井からするりと一筋の煙のようなものが、ねじれながら床に書いた模様の真ん中に吸い込まれるようにして降りてくる。そして、煙と共に怪物が姿を表す。

KP:床の模様の上で煙がぐるぐると凝縮されると、それに合わせて怪物の姿が小さくなり、あなたたちの目にも鮮明に捉えられるようになってくる。

KP:見るも恐ろしい4つの大きなかぎ爪と、長い触手のような器官がぐちゃぐちゃとひとまとめになったかのような胴体。触手の合間から不規則に生える管のような器官をいくつも鳴らし、おぞましい叫び声を上げる。 SANチェック(1/1D8) だ!

PL:ひえー。

三ツ森麗乃:<正気度チェック>47%
      1D100 -> 49 : 失敗
減少値:  1D8 -> 5
現在正気度:47 → 42

KP:一度に正気度が5以上減ったので、<アイデア>を振ってください。

三ツ森麗乃:<アイデア>75%
      1D100 -> 60 : 成功


KP:アイデア成功したので、麗乃は一時的狂気に陥ります。ここでの一時的狂気は特別な処理がありまして、麗乃は、この魔法陣の中でくねりながら小さく凝縮されていく怪物の姿が―とても不気味でおぞましい姿ですが―なぜだか麗乃はこの怪物の姿に惹きつけられる。魅力的な人物と出会ったかのように、この生き物こそ、自分が長年追い求めていたものだと信じてしまう。ここで狂気に陥った者は、怪物とハグしたくなって前へ歩み出るそうです。

PL:えええええ。

KP:これは……死にますねぇ。怪物は床の紋様に縛り付けられてはいますが、なんとかその束縛から逃れようと暴れています。ハグなんてしに行ったら、たちまち触手かかぎ爪でぶん殴られることでしょう。えっと、POW(精神)×3のロールに成功すれば、わずかに残った理性があなたの足をその場に留まらせることでしょう。もしくはNPCを操作して止めさせるとかしてください。

三ツ森麗乃:36%
      1D100 -> 40 : 失敗


KP:おしい!頭ではこんなことダメだとわかっていても身体が言うことを聞かない!

PL:Strength!アーティーに止めてもらう!お互い15だから確率は五分!

アーティー・ガムシュー:<STR対抗(15対15)>50%
      1D100 -> 64 : 失敗


アーティー:麗乃ちゃん、何やってんだ!?そいつに近づくな!

KP:と言って、アーティーは麗乃を羽交い絞めにするが、しかし止められない。さぁ、どうする?どうしますか?ほかにアイデアが無いようなら、このまま麗乃は怪物とハグしてハグされる関係になってしまいますが! なにかアイデアはありませんか?

PL:もう、(アーティーの銃で)撃っちゃう?

KP:アーティーの持っているのは.38口径リボルバーなので、ダメージは1D10です。対して麗乃の現在耐久値は7だから、期待値の5ダメージなら気絶するだけで、死なない。撃つ?撃ってどうぞ?

PL:もうこれ、(リボルバーで)死ぬか(怪物に)殺されるかの二択でしょ?

KP:よし、距離も近いんで<拳銃>の2倍で判定してください。…あ、アーティーの<拳銃>は65%ですね。じゃあ、ファンブル以外であれば命中したことにします。

アーティー・ガムシュー:<拳銃>130%
      1D100 -> 91 : 成功


KP:じゃあ、何を思ったのかアーティーは拳銃を取り出して麗乃に発砲する。回避しないよね?なので…

PL:いや、むしろ回避動作を取ることで怪物から離れたりしない?

KP:…いいですよ。じゃあ、後ろから撃たれたことだし、回避の半分で判定して成功したら命中はするけど急所は外した、みたいな扱いにしましょう。

三ツ森麗乃:<回避÷2>43%
      1D100 -> 77 : 失敗


KP:普通に当たりましたね。さあ、1D10ダメージを食らえ……………1ダメージ!最低値!

PL:こいつ凄腕だw

KP:しかし、これでは麗乃の耐久値が7→6なので、気絶はしません。これは……麗乃としては、もう一度怪物ハグしようとしても良いですし、怪物との逢引を邪魔するアーティーを殺しにかかっても良いです。どっちか選んでください。

PL:アーティーに攻撃します!

KP:よし、ではここに戦闘が始まります!麗乃は、なるべく殺意の高い(命中率の高い)攻撃手段でアーティーに攻撃してください。


アーティー:やめるんだ麗乃ちゃん!そいつに近づくな!あと俺に襲い掛かってくるな

PL:じゃあ、<投擲>か<こぶし>が一番命中率高いので、を投擲…

KP:だめです。投擲の場合は殺意の高いものしか投げられません。粉を投げようとすると このアイテムはとても投げられない! という表示が出ます。

PL:…(斧とか投げるより)こっちの方がましか。

アーティー:止めるんだ、麗乃ちゃん!こんなことをしてもなんにもならない!

三ツ森麗乃:<こぶし>85%
      1D100 -> 94 : 失敗


アーティー:落ち着くんだ麗乃ちゃん!おまえはこんなところで死んで良い人間じゃない!

アーティー・ガムシュー:<組み付き>25%
      1D100 -> 34 : 失敗


KP:あなたたちがそうしている間、バートランドは震える声で詠唱を続けていますね。 えっと、儀式が残り3分くらいのところでこの戦闘が始まったので、1ラウンド12秒だとして……あと18ラウンド経過すれば儀式が終わりますw。それまでにどちらかが無力化されれば戦闘終了ですね。(※割り算できてないよKP!)

PL:はい。

三ツ森麗乃:<こぶし>85%
      1D100 -> 55 : 成功
アーティー・ガムシュー:<回避>24%
      1D100 -> 31 : 失敗
ダメージ:1D3+1D4 -> 1 + 1 -> 2


PL:お、最低値。

KP:これは強い。いや弱い?とにかく素晴らしい出目。では、アーティーの組み付き。

アーティー:俺は、君を、守る!(<組み付き>失敗)

PL:守る気あんのかこいつ

三ツ森麗乃:<こぶし>85%
      1D100 -> 55 : 成功
アーティー・ガムシュー:<回避>24%
      1D100 -> 31 : 失敗
ダメージ:1D3+1D4 -> 1 + 1 -> 2


アーティー:やめるんだ麗乃ちゃn(バキィッ

PL:wまあ組み付きに行ってたからね…お!ダメージまた最低値w

KP:これは強い!

アーティー:麗乃!こんなお前、見たくない!(<組み付き>失敗)

PL:やる気あんの~?

KP:そろそろPOWチャレンジしていいですよ。自分の行動の異常さに気が付けるかどうか。

三ツ森麗乃:36%
      1D100 -> 12 : 成功


PL:やったぜ!

KP:では麗乃はここでハッと正気に戻るな。

アーティー:くそ、なんだってこんな気持ち悪い化け物のためにこんなに殴られなきゃいけないんだ…。

PL:振りかぶろうとしてた、この行き場のないこぶしはどうしよう。

KPバートランド

PL:呪文止まるって!…この拳は自分に向かったということで。


アーティー:(拳銃を取り出して)…くそ~~っ、麗乃、俺はお前を撃つしかないのか…! (バキィッ) 麗乃…?自分で自分を殴っている…?あれはまさか、自分の良心を取り戻したのか!!

KP:戦闘終了ですwwついでに儀式も終了します。




エンディング

KP:君たち二人がなんやかんややっている間に、バートランドが最後の一節を唱え終える。すると、目の前の怪物は汚らわしい叫び声で泣き叫びながら、魔法陣に吸い込まれるかのようにして、この世界から消えてしまう。 …どこへ行ったのかはわからないが、少なくとも、この世界に戻ってくることは二度とないだろう。 後に残されたのは儀式と戦闘の跡、それから怪物が放っていた、この世のものではない不潔なしつこい残り香だけ―。

KP:という訳で儀式終了!かくして、探索者たちは屋根裏部屋に潜む化け物を永遠に追放することが出来た!しかも、誰一人として死なずに帰ってきた!

PL:いえい!後処理は知らねぇ!w

KPシナリオクリアです! お疲れっしたー!……後日譚、やる?

PL:やるやる!







アフタープレイ


PL:なんということでしょう、あの気味の悪い化け物を倒すと、中からおじいさんが

ルパート・メリウェザー(悪ノリKP):ふっふっふ…実はこれは私が君たちに課した試練だったのだよ!

麗乃アーティー:な、なんだってーっ!?

ルパート・メリウェザー:よくぞあの恐ろしい怪物を相手に、人間としての知恵と勇気を持って立ち向かったね。君たちは文句なしに合格だ。

ルパート・メリウェザー(悪ノリPL):ほれ、わしの息子に残した遺産じゃ。持っていくと良い。

KP:www…。そんな馬鹿話はともかく、このシナリオで怪物を無事に追い払うことができた場合は、クリア報酬としてSANが 1D10+1D6 回復します。

SAN回復:1D10+1D6 -> 1 + 6 -> 7
三ツ森麗乃:現在正気度 42 -> 49


PL:しょっぱい。

KP:事件のその後については…バートランドはひどく憔悴しきった顔で、「もうこの家には二度と来たくない。あとお前らにも二度と会いたくない。」と言って、この農家を後にするでしょうね。宝が埋められてるとかいう麗乃の嘘についても、もう追及する気力は無さそうです。家の権利書は、そんなものは持ちたくない、といって、実質あなたたちのものになるでしょう。

PL:いらねぇー。

KP:一応、騒動が終わったのでシェリフも呼ばれることでしょう。さて、シェリフにどんな説明をするか、といったところですかね。

PL:教授!なんとかしてくださいよ~。

KP:なるほど。アーミティッジに今回の事件の顛末を伝えれば、多分信じてくれるだろう。そして大学教授としての信用がある彼の口添えがあれば、君たち探索者に罪や疑いの目が向けられることは無いだろう。 かくして、ロスの辻を覆う邪悪な事件は結末を迎えたのであった。

KP:後始末は以上で終わりですが、そのほかになんか欲しいですか?お金とか。

PL:そうだね。再建手術のためにも欲しいよね。

KP:そういえばそうだったw

KP:では、本編でバートランドが「親父の遺言書がない」みたいなこと言ってましたけど、後日、なんだかんだでしっかり探したら机の奥から見つかったっぽいですね。それによると、この厄介な事件を解決してくれた者―つまり君たち探索者―に自分が持てる遺産のすべてを譲渡する、ということらしいです。このことをめちゃくちゃすねた様子でバートランドが伝えてきますね。

バートランド:まったく、結局俺もあの怪物をどうこうするのを手伝ったっていうのによ、名前のリストに俺の名前がないもんだから、俺には一銭も回ってこない。ほんと、とんだくそ親父だぜ。

KP:みたいな。ということで、ルパートさんの結構なお金を譲り受けたので、手術費用が稼げたのではないでしょうか。

PL:…再建します!

KP:では、<知識>か<信用>か<幸運>で、腕の良い医師に当たるかどうかw判定です!

PL:知識が一番高いが…70%…

三ツ森麗乃:<知識>70%
      1D100 -> 50: 成功


KP:そしたら、隣町くらいに腕の良い医師がいたんですかね。たしかAPPが4下がったから…APPを1D6上昇してくれます。

PL戻りきらない可能性があるの!?

KP:医師が失敗する可能性もあるからなぁ~~。 …いや、腕の良い医師、って言ったし、もう少しいけるかな? よし、上昇量が1D102D3好きな方を選んでください。

PL:…2D3かなぁー…。

顔面再建手術:2D3 -> 2+2 -> 4
三ツ森麗乃:APP 7 -> 11


PL:も と ど お り

KPでは……天才日本人医師であるBJという人の手により、君の顔の傷跡はまったく元通りになりましたね!


天才医師BJ:…人の手によって作られた偽物の顔よりも、君自身のもつ本来の顔の方が美しい。作られた顔で過ごす人生は、作られたものにしかならない。



KP:あとは、金の棺とかが残っていますかね。オカルト倶楽部 †暗黒の兄弟† のメンバーも全員居なくなったし、これについて教えてくれる人は誰一人いないことでしょう。いくつかの謎だけを残して、麗乃はもとの日常に戻っていく―。

PL:金の棺は博士にあげるよ。

KP:博士が暗殺されちゃうw! あ、あと自分の顔が戻ったんで、追加でSANを1D6回復していいよ。

PL:(コロコロ)…2、しょっぱい!

KP:あ、忘れてました。最後に<クトゥルフ神話>を+5%してください!これで終わり!お疲れ様でしたー!

PL:お疲れ様でしたー!




クトゥルフ神話TRPG 『屋根裏部屋の怪物』 完


あとがき

ふっ…マヌケ共め。どうやら前回私が邪神召喚を行ったことに気づいていないようだな!
お前ら思いあがった人間どもの統治社会は終わりだ!
夜明けまでにはお前らの世界は崩壊し、新たな理が地球を支配するのだ!
せいぜい絶望に打ちひしがれながら終末を見届けるがいい!
ハーッハッハッハッハッハ!



はい、茶番おわりです。どうも、コック番です。
実は前回、縦読みで詠唱してたんですが、村長の善意の文章校正のせいで詠唱失敗しました。おのれmackeeeeey!!!

今回が最終回ですが、一番良いところ(屋根裏部屋を覗いて殴られるとこ)で致命的失敗する麗乃の人はさすがだなーと思いながら記事書いてました。
今まで狂人だのなんだの言ってましたが、結局の所、楽しかったので良かったです。ありがとう、麗乃の人(PL)!

こんな記事を最後まで見ていただきありがとうございます!
ちなみに今回のKP(私)もPLも、SW2.0の方でPLとして出てます。誰でしょうね~?